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イギリスのBoxing Day - くまのパディントンがチャリティ大使

イギリスで生活をしていると、この国のチャリティー精神の深さに感動を覚えることが多々あります。そして普段から子ども達もチャリティに関わる様々なことを行っています。今日はその一部をご紹介。

クリスマスのこの時期、子ども達はサンタクロースを待ちわび、プレゼント・リストに欲しいものを書き連ね、来たるクリスマスを楽しみに過ごします。日本では、クリスマス・イブを恋人たちがロマンチックに過ごすというような風潮がありますが、ここイギリスではクリスマスの当日に家族全員が大集合してお祝いをするというスタイルです。雰囲気で言えば日本のお正月に近い感じでしょうか。お店もレストランもクローズ、交通機関もストップし、みんなが家族の元で過ごします。

そしてその翌日、12月26日はボクシング・デー(Boxing Day)と呼ばれる祝日です。その昔、教会が貧しい人たちの為に寄付で集めたプレゼントが入った箱(box)を開けるのがクリスマスの翌日だったことから、その名前で呼ばれているとのこと。

その習わしが今でも引き継がれ、毎年Christmas Shoebox Gift Appealなるものがあちこちの団体で行われます。文字通り、空の靴箱にプレゼントを詰めて貧しい国・生活の人々へ贈るチャリティです。これに子どもが参加する場合は、この世界のどこかにいるさみしいクリスマスを過ごす子どもが喜びそうなおもちゃや本などを集め、メッセージを添えて箱に詰めます。それを主催団体に送付すると、そこから世界中の必要とされる人達へ寄付されるのです。

近年はくまのパディントンがユニセフとコラボして、プレゼントの小包を世界中の貧しい子ども達に届けるお手伝いをしています。ユニセフのウエブサイトでプレゼントをクリックして選び、メッセージを入力し代金を支払うと、ユニセフ大使のパディントンが箱詰めして届けてくれるという仕組み。プレゼントを手にする子ども達はもちろん、贈る子ども達の笑顔も目に浮かびます。

Paddington Bear Parcels | Unicef UK Market (公式サイト)

このように幼い頃からイギリスでは、世界のどこかにいる誰かに思いを馳せアクションを起こすということを普段から行っているので、慈愛の精神が養われるのだと思います。こんなご時世だからこそ、誰かを笑顔にするというのはとても意義深いことですね。

ユニセフ大使のパディントンがお手伝い

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