日本では太巻き、イギリスではパンケーキ・・・2月はおいしい食べ物のイベントがいっぱい!
イギリスでは今年の2月16日がパンケーキデイ
さて、イギリスにも子どもが大喜びする2月の行事があります。その名もパンケーキデイ - 子どもにとっては、好きなパンケーキをたらふく食べられる日(?)とも言えます。もとはキリスト教の行事で、Shrove Tuesday(告解火曜日)と呼ばれる日に行います。キリスト教には、イースター(キリストの復活日)に向けて40日間の断食を行う四句節(レント)と呼ばれる期間があります。このレントが始まる前日がShrove Tuesdayで、昔の人は戸棚にあった小麦粉や卵を使い切るためにパンケーキを作って食べ、断食に備えたのが始まりという一説があります。今となっては40日間断食する人は少ないのですが、レントの間は自分の好きなもの(例えば、チョコとかお酒とか)を我慢するという人は大勢います。
パンケーキを食べる習慣はしっかり残っていて、イギリスの子どもたちは保育園や学校で作って食べ、家に帰ってからも食べと、パンケーキ尽くしの1日。ところで、イギリスのパンケーキは、日本の皆さんが想像するふわっとしたホットケーキではなく、平らなクレープのことを指します。作り方も食べ方も至って簡単。もちろんいろんなトッピングで楽しむのも自由ですが、イギリスの伝統的な食べ方は、パンケーキにレモンジュースと砂糖を振りかけて、クルクルッと巻いてかぶりつくというもの。シンプルかつ絶妙な味わい、是非試してみてください。
この日にちなんで、フライパンのパンケーキをひっくりかえしながら走るレースを行うところもあって、必死な大人たちの姿はかなりの見ものです。子どもたちも、何回パンケーキをフライパンで上手にひっくり返せるかを競争したりもします。(もちろんフライパンは熱くないです!)やはり、何枚かは床に落ちてしまうのですが、子どもたちが嬉々としてチャレンジする姿は微笑ましいものです。
2月にはバレンタインデイも控えていますね。バレンタインの習慣は日本と海外ではかなり違います。それ以外にも、それぞれの国や各地域で様々な行事があることでしょう。何かおもしろい行事や体験談などありましたら、info@kaigaihoiku.com まで聞かせてください!
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