日本では太巻き、イギリスではパンケーキ・・・2月はおいしい食べ物のイベントがいっぱい!

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2021年が明けて、あっという間に2月に入りました。今月は子どもが楽しみにしている行事があります。日本では節分の豆まきですね。鬼に向かって「おには~そと、ふくは~うち!」と豆を投げつけるのは、なんとも爽快で楽しいイベントです。今年の節分は2月2日と日付がずれた珍しい年でしたが、みなさんどう過ごされましたか?我が家は、年の数だけ豆を食べて、恵方を向いて七福の入った太巻き寿司を食べながら願掛けをし、コロナを追い出して福を呼び込みむよう思いっきり豆まきをしました!あの豆って投げつけられると結構痛いんですよね・・・。今年の鬼役は私の番だったので、鬼のお面をかぶってひたすら庭を逃げ回りました。ご近所からなんと思われたことやら(笑)。

イギリスでは今年の2月16日がパンケーキデイ

さて、イギリスにも子どもが大喜びする2月の行事があります。その名もパンケーキデイ - 子どもにとっては、好きなパンケーキをたらふく食べられる日(?)とも言えます。もとはキリスト教の行事で、Shrove Tuesday(告解火曜日)と呼ばれる日に行います。キリスト教には、イースター(キリストの復活日)に向けて40日間の断食を行う四句節(レント)と呼ばれる期間があります。このレントが始まる前日がShrove Tuesdayで、昔の人は戸棚にあった小麦粉や卵を使い切るためにパンケーキを作って食べ、断食に備えたのが始まりという一説があります。今となっては40日間断食する人は少ないのですが、レントの間は自分の好きなもの(例えば、チョコとかお酒とか)を我慢するという人は大勢います。

Photo by Mathilde Langevin/Unsplash

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パンケーキを食べる習慣はしっかり残っていて、イギリスの子どもたちは保育園や学校で作って食べ、家に帰ってからも食べと、パンケーキ尽くしの1日。ところで、イギリスのパンケーキは、日本の皆さんが想像するふわっとしたホットケーキではなく、平らなクレープのことを指します。作り方も食べ方も至って簡単。もちろんいろんなトッピングで楽しむのも自由ですが、イギリスの伝統的な食べ方は、パンケーキにレモンジュースと砂糖を振りかけて、クルクルッと巻いてかぶりつくというもの。シンプルかつ絶妙な味わい、是非試してみてください。

この日にちなんで、フライパンのパンケーキをひっくりかえしながら走るレースを行うところもあって、必死な大人たちの姿はかなりの見ものです。子どもたちも、何回パンケーキをフライパンで上手にひっくり返せるかを競争したりもします。(もちろんフライパンは熱くないです!)やはり、何枚かは床に落ちてしまうのですが、子どもたちが嬉々としてチャレンジする姿は微笑ましいものです。

2月にはバレンタインデイも控えていますね。バレンタインの習慣は日本と海外ではかなり違います。それ以外にも、それぞれの国や各地域で様々な行事があることでしょう。何かおもしろい行事や体験談などありましたら、info@kaigaihoiku.com まで聞かせてください!

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