風が吹こうとも雨が降ろうとも、イギリス人はお散歩大好き - 赤ちゃん・子どもに便利なアウター「レイン・スーツ」
南北に長い日本列島は、梅雨真っ只中の地域、これから遅い梅雨入りを迎える地域といろいろでしょう。
「イギリス人は雨でも傘を差さない」とはよく耳にしますが、それはある意味本当のこと。多少の雨なら構わずそのまま外を歩いています。
英語で雨を「シャワー (shower)」と表現することがありますが、小雨程度で傘を差す人はまずいません。また、本格的に雨が降る時は、強風とセットになっていることが多いので、傘を差してもずぶぬれになり結局役に立たないというのも、その理由のひとつです。そんな大雨の時は、大きくて頑丈なゴルフ傘を使っている光景もイギリスならではです。
また、イギリスでは悪天候でも散歩を楽しんでいる人をたくさん見かけます。そしてほとんどの人がウォータープルーフのしっかりしたアウターを使いこなしています。フード付きのジャケットはもちろん、ズボンやゲーター(靴とズボンの間をカバーするもの)、ウォーキングシューズや長靴といった完全装備で散歩に出かけます。子ども達はというと、着脱が簡単な「レイン・スーツ(またはパドル・スーツ)」というものを着ます。いわゆる防水性の「つなぎ」です。これを服の上からバサッと着せて、長靴を履いたらお出かけ準備完了!もちろん赤ちゃん用もあります。
イギリスのナーサリーでは、雨の日には雨の日にしか得られない発見があるということで、保育活動の一つとして雨の日の屋外活動をガイドラインで定められているくらい、雨なんてへっちゃらと楽しく外で過ごします。水たまりに飛び込むのはもちろん、カタツムリをじっくり観察したり、口を大きく開けて空を仰いで雨を飲もうとしたり・・・子どもの楽しみ方は様々です。おなじみの場所が、雨の中だと違って見えるという発見もあるかもしれませんね。
皆さんもイギリス式に、子ども達と雨の日の新しい発見を楽しんでみるのはいかがですか?
X